マイクロバイオームとは? マイクロバイオームとは、特定の環境(例えば、人間の体内や体表、土壌、水中など)に存在する微生物コミュニティのことを指します。これらの微生物コミュニティは多種多様な微生物から構成され、そのバランスは環境やホストの健康状態に影響を与えます

特に、人間の腸内マイクロバイオームは、健康維持や病気の発症に関与すると考えられています。腸内には約1,000種、約100兆個の細菌が存在し、これらの微生物が産生する物質は腸の環境を整えるだけでなく、血液や神経を介して全身の健康状態にも関与すると考えられています

また、次世代シーケンサーによるDNA解析技術の進化により、マイクロバイオームの遺伝子レベルでの解析が可能となり、その研究が劇的に進展しています1。これにより、病気の発症メカニズムの解明や予防・治療法の開発、ヘルスケアへの貢献が期待されています

ふわふわしたキノコの形をした種菌で、バクテリア、酵母、乳酸菌、多糖複合体ケファランで構成。
主な成分はタンパク質13%、ケフィラン多糖24%、細胞副産物など
ケフィアは腸内有害菌の除去、神経系に有益な効果、血行改善、コレステロール減少、肝機能改善、ストレス緩和、血糖減少効果があると知られている

ケフィアエクソソーム(Exosome)は細胞間のコミュニケーションをするメッセンジャーであり、

有効成分を周辺細胞に安全に伝達する最適なマイクロバイオーム素材であることを確認

植物でも動物細胞と類似したエクソソームを確認

植物由来エクソソーム:細胞間シグナル伝達
植物-動物間 コミュニケーション (plant-animal communication)
胃酸や消化酵素によって分解されない
腸内細胞に吸収及び維持され、腸の健康を改善
発見初期には老廃物排出ツールとして認識
他の種細胞と融合してシグナル伝達に関与する
宿主の免疫調節に関与 (HOSTとの様々な相互作用をすることが判明)

1×109 nanoparticles/ml濃度で細胞毒性を示さない

ケフィア代表菌株3種のエクソソームをparticle number 10 3 ,10 6 ,10 9で処理し、処理せずに炎症を誘導した条件に比べて炎症因子IL-8、TNF- αの発現が減少することを確認
ケフィア混合菌株のエクソソームを処理した際、それぞれの菌株を処理した条件に比べて炎症因子発現を減少させることを確認

<大腸上皮細胞から ケフィア由来のエクソソームによる炎症抑制効果、左:濃度別、右:エクソソーム混合>

T細胞における抗炎症マーカーである

IL-2を約20%抑制

マクロファージにおける抗炎症マーカーである

IL-6を約30%抑制

⇒大腸上皮細胞株にケフィア由来のエクソソームを処理した後、細胞内に吸収されるかを確認した結果、

 大腸細胞にケフィア由来のエクソソームが吸収されることが確認

ケフィア由来のエクソソームの細胞内吸収効果を確認した結果>

※細胞試験以外の動物臨床データもございますがHPではここまで。。。